シルエットと、釦(ボタン)の数・その掛け方(締めるボタンの数)でほとんどが決まります。 4種類のシルエットをベースに、オーダースーツをお仕立てしています。
●シルエット
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<<インターナショナルスタイル>>
全世界共通のスタンダードスタイルです。 他のスタイルはすべてこのデザインから派生しています。 あらゆる年代、体系にマッチした、定番中の定番。 刻々と変わる流行にも素早く対応でき、絶えず新鮮さを保ち続けています。 ビジネスからプライベート用まで、多彩なアレンジが可能となります。 |
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<<イタリアンスタイル>>
広めの肩幅に、やや低めのウエストポイント。 そして、ウエストラインはストレートになっています。 着やすさとシルエットの美しさを2つ同時に追求し実現させたぜい沢なモデルとなります。 アクティブに活躍されるビジネスマンにぜひともお薦めしたい一品です。 |
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<<ブリティッシュスタイル>>
高めのゴージライン(エリ位置)にシェイプした細めのウエストライン、チェンジポケットにサイドベンツを施した代表的なブリティッシュスタイルです。
今後も日本のスーツの定番となる可能性を秘めています。 |
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<<リファインモデル>>
ボタン位置とゴージライン(エリ位置)も高くした、新しい洗練されたデザインです。 |
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シングルスーツの2つボタンは昔からのオーソドックスなものです。 そして現在、ベーシックなものは3つボタン2つ掛けに移行してきたと言ってよいでしょう。
これら2つの本流の他にも、2つボタンのように1つ掛けで着ることができる、3つボタン中掛け。 着丈を少し長めにとって前丈を長く見せ、胸元を詰まったイメージにすることで、おしゃれっぽく着こなす4つボタン。 2つボタンから3つボタンへの移行の生みの親のスタイルとなった、アメリカ伝統のデザイン、まさにトラディショナル中のトラディショナルである段返りがあります。
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2釦 |
3釦2ツ掛け |
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3釦中掛け |
4釦3ツ掛け |
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3釦段返り |
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ひと昔前はシングルと人気を二分してましたが、最近は流行から外れてしまった感のある、ダブルのスーツ。 しかし、本格派のスーツといえば、やはりダブルです! 4つボタン1つ掛けは現在のインターナショナルモデル。
パッと見でシングルにも近いため、お薦めです。 本格的にダブルを着用したい方は、6つボタンをお薦めします。
こちらはイタリアンテイストあふれる1つ掛け、格調高き英国の香りを感じさせる2つ掛けを選ぶことができます。 4つボタン2つ掛けはトラディショナルスタイルとなっています。 |
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6釦1ツ掛け |
4釦1ツ掛け |
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4釦2ツ掛け |
6釦2ツ掛け |
裏地は通気性と磨耗防止の観点から選んでください。 暑い夏は背抜き、寒い冬は総裏が基本です。
裏地があると表地が磨耗しないという利点もあります。 もちろん保温性も高まります。
しかし表地が磨耗しないからといって、暑い日にも総裏をつけていると、汗等がこもってしまい、逆に磨耗が激しくなってしまいます。
こういう方は、背抜きを使用してください。 |
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総裏 |
背抜き |
ベント位置はその時代の流行によって、作られる形、人気が流動的に動きます。 21世紀に入ってからは、サイドベンツが圧倒的な人気を誇っています。 もちろん他のベントがおしゃれでないわけではありません。 ジャケットスタイル、デザインに合わせてお好みのベントを選択してください。 |
スーツジャケットの上のボタンの数に合わせて選択されると良いでしょう。 シングル2つボタンならば3つ、3つボタンならば4つ、と、1つ足していただければOKです。 ダブルの場合は4つボタン、6つボタンの片側だけを考えて、それぞれシングルの2つ、3つとします
(ダブル4つボタンというのは「シングル2つボタンのダブル」ということです)。 袖の長さによるデザインの関係上、5つのボタンはおしゃれの定義から外れてしまいますので、シングル4つボタンの場合は袖も4つ、これが基本です。 |
【袖ボタン取付け方】 ノーマルはボタン同士の感覚が微妙に空いている従来のもの。昔からの定番です。 しかし最近では、イタリアンテイストの重ねボタンや、隙間なくピッタリとくっついて連なっているキッシングが2大流行となっています。
(画面右側が袖口です) |
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ノーマル |
キッシング |
重ねボタン |
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